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はじめに
おいしいコーヒーを飲むなら、コーヒーカップを使って飲んでみたいものです。
ソーサーを片手に、歴史を感じるキレイなカップと共に優雅なコーヒーブレイク。
そんなオシャレな人になりたいですよね。
ソーサーの使い方からコーヒーカップの歴史まで。
わかりやすく紹介していきます。
コーヒーカップとソーサーの使い方
皆さんお気づきの通り、現在はコーヒーカップにコーヒーを注ぎ、それをソーサーに乗せるのが使い方です。
わざわざソーサーに乗せて出すのは、歴史的にいくつか理由があります。
熱いコーヒーカップに触らずに出せる、スプーンなども共に運べる、コーヒーカップを安定させる、などが考えられます。
いずれにしろ、提供する側の出しやすさや飲む側の使いやすさを考えた理由なのでしょう。
実は歴史的な理由の他にも、細かい理由もあったりします。
コーヒーカップの底にあるくぼみがあるのはご存知でしょうか。
コーヒーカップとソーサーには使い方だけでなく、ある種の保温効果も考えられているようですね。
ここで1つ、そんな便利なソーサーを扱う、コツをお教えしましょう。
喫茶店などでコーヒーカップの取っ手を左に向けて出されたことはありませんか?
あれはフレンチスタイルという出し方で、飲む前に取っ手を右へ回してから飲むのが使い方なんです。
そのため、飲むときは必然的に左手がソーサー、右手がコーヒーカップに添えられるはずです。
左手でソーサーを持ち上げ、右手でカップを取るようにすれば、よりキレイに見えるでしょう。
コーヒーカップとソーサーの歴史
これまでコーヒーカップとソーサーの使い方について、おさらいをしてきました。
そんな2つに、意外な歴史があるのは知ってますか?
16世紀頃、ヨーロッパの歴史にコーヒーが登場しました。
あの有名なマイセンが、伊万里焼をまねて陶磁器を作るようになった頃ですね。
この頃はまだ、ティーカップとコーヒーカップの区別はなかったようで。
紅茶もコーヒーも、同じような広い口のカップで飲まれていたようです。
ちなみにこの頃、ヨーロッパの貴族はコーヒーをどのように飲んでいたでしょうか。
実は、コーヒーカップの中身をソーサーに移して、そこから飲んでいたらしいのです!
理由は定かではありませんが、おそらくは熱いコーヒーを冷ますためでしょう。
今では考えられない使い方ですが、歴史にはそう残っているらしいのです。
そんなわけで、もともとソーサーはコーヒーの受け皿として使われていました。
ただ次第にコーヒーに人々が慣れてくるにつれ、そのまま飲めるようになったのでしょう。
歴史的な受け皿としての使い方ではなく、単にコーヒーカップを置くためのものに変わっていきました。
それはソーサーの形を見れば一目瞭然です。
ソーサーにコーヒーカップを置くためのくぼみができるようになったのは、受け皿的な役目ではないですものね。
スープ皿の下に広いお皿を敷くように、自然に受け入れられるようになったのかもしれません。
ちなみに、ティーカップとコーヒーカップの区別はご存知ですか?
広い口は香りを楽しむため? 狭い口は量を少なくするため?
その他にもいろいろ理由はあるのです。
ティーカップはご周知の通り、広い口のほうの背が低いカップになります。
それは紅茶を高温のお湯で抽出することもあり、中の液体を冷ます役割があるためです。
他にも紅茶の色合い、水色をよく見るためなども考えられます。
一方コーヒーカップは、狭い口の背が高いほうのカップになります。
それは紅茶ほど抽出に高い温度が必要なく、香りをストレートに伝える役割があるためです。
他にも保温のためや、マグカップの名残であるなども考えられます。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。以上の情報がお役に立てれば幸いです。