「桃栗三年柿八年」….じゃあコーヒーの木は何年?
コーヒーの木を買ってきて、植え替えもしたはいいけれど、何年も何年も、待てど暮らせど実がならない…本当に収穫できるのかしら…
今回は、そんなコーヒーの木栽培をする上での「実」や「収穫」に関するお悩みを解決していこうと思います!
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コーヒーの木は何年で実をつけるの?
桃栗三年柿八年とはよく言いますが、コーヒーの木は何年なのでしょうか?
園芸店で簡単に買えるような小さな苗からでも、上手に栽培すれば3年から4年ほどで1m前後にまで成長します。6年から7年経つ頃には、コーヒーの木は大人の身長くらいまで大きく成長します。
そのくらいまで成長すれば、もう実をつける準備は整っていると言っていいでしょう。
そこからはあえて植え替えをせず、意図的に根詰まりを引き起こします、そうすることで、コーヒーの木が生命の危険を感じ、子孫を残すためにより多くの実をつけてくれるのです。
コーヒーの木を収穫できるくらい大きく育てるコツは?
コーヒーの木は6〜7年で実をつけると書きましたが、それはあくまでも上手に育てることができている場合の話。うまく育てられなければ、何年立っても実はつかないでしょう。
いくらコーヒーの木自身が大きく育つポテンシャルを秘めていても、うまく育てられなければ、実をつけ、収穫できるまでにいたらないのです。
コーヒーの木を大きく育てるコツは、適切な大きさの鉢に植え替えることです。育てはじめは3号くらいの大きさで育て、春になるたびに鉢の大きさを一回り大きくしていきましょう。
さらに、5年経つ頃、つまりコーヒーの木が1m前後になる頃に7号くらいの大きさにまで上げて、6年から7年ほど経つ頃、つまりコーヒーの木が150cmになる頃には、9~10号くらいの大きさにあげると良いでしょう。
ただ、これはあくまで目安です。コーヒーの木それぞれの個体で生育スピードは違いますから、具体的に何年後にどの大きさ、というよりは、コーヒーの木の生育具合を見て、臨機応変に植え替えをするのがオススメです。
また、上にも書いた通り、いくらコーヒーの木が大きく成長したからといって、あまり大きな鉢に植え替えるのも得策とは言えません。10号前後の鉢に植え替えたなら、そのまま収穫まで待ちましょう。
いつまでたっても緑色?コーヒーの木になった実の収穫時期の注意点
コーヒーの木をちゃんと少し小さめの鉢植えに入れ替えて、何年も何年も甲斐甲斐しく世話をしたかいあって、緑色の実がたくさんついてきた!
….でも、ずっと緑色のままで、いつまでたっても収穫できそうにない…もしかして失敗?
いいえ、失敗ではありません。むしろうまくいっている証拠です。
コーヒーの木になる実は、熟すのが非常にゆっくりなのです。流石に何年もかかるわけではありませんが、緑色のまま数ヶ月の間待たなければいけません。
なので、焦ってまだ熟していない緑色の実を収穫してしまいそうになるかもしれませんが、それはご法度です!
どんなに待ち遠しくてじれったくても、何年もかけて育てたコーヒーの木を無駄にしないためにも、赤くツヤツヤとした美しい実になるまでは待ちましょう。
完全に熟した実は「コーヒーチェリー」と呼ばれる美しい赤い実で、中にコーヒーの豆が入っています。
家庭で育てた豆を飲む際には、手網焙煎での焙煎がオススメです。ガスコンロとぎんなん煎りの網があれば簡単に焙煎できます。苦労して育てたコーヒー豆で入れるコーヒーの味は、きっと格別だと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございます。以上の情報がお役に立てれば幸いです。