最近では100均でも見かけるようになった、コーヒーの木。
独特の艶のある葉が綺麗ですよね。
でもコーヒーの木なのに、何年経っても花は咲かないし、実もつかない、と不思議に思われたことはありませんか。
じつは花を咲かせるには、観葉植物としてではなく、もう一歩踏み込んだ育て方をしないといけないのです。
ということで今回は、コーヒーの木の花の咲かせ方と、それに伴う害虫被害の対処法についてお伝えします。
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コーヒーの木の花の咲かせ方
コーヒーの木を大きく育てる
コーヒーの木に花が咲かない1番の理由は、木が成熟していないからです。
つまり、成長途中にある子供の状態だからです。
ですので、1メートルの高さを目安に成長させる必要がありますが、そのためには何度か植え替えをしていき、大きな鉢にしていかなければなりません。
コーヒーの栽培が有名な地域でも、花が咲くまで1年はかかります。
また、花が咲く時期は、5〜7月です。
コーヒーの木の大きさは剪定である程度コントロールできますが、開花の時期を考えると、春の剪定はあまりオススメしません。
コーヒーの木を健康に保つ
コーヒーの木の葉は発色の良い綺麗な緑ですので、見た目は元気そうにみえるかもしれませんが、日照不足だったり、温度や湿度が合っていないため、実は健康でないことがあります。
また、コーヒーの木を大きく育てる過程で、枯らしてしまうことも十分にあり得ます。
温度や、水やりの頻度、鉢の置き場所など、しっかり管理していきましょう。
原産国は南国ですので暑さには強いですが、寒さには弱いので、冬の時期には10度以下にならないよう工夫する必要もあります。
また暑さには強いといっても、真夏の直射日光は刺激がありすぎますので、夏の時期は、半日は陰においてあげましょう。
コーヒーの木の花の開花
コーヒーの木の花が咲いている期間は、2日間と短く、咲いた次の日には茶色くなってしまいます。
しかし、全ての花が一度に咲くのではなく、次々と開花していきますので、長い期間、花を楽しむことができます。
花を咲かせることができたら、実も付けてほしいですよね。
受粉させてあげるためにも、花が咲いている時期は外に出してあげると良いですよ。
コーヒーの木に付く害虫
暖かい時期には、害虫の被害に合うことが多くなります。
特に気をつける必要がある害虫についてご紹介します。
●アブラムシ
2〜4㎜の小さな虫で、コーヒーの木から栄養を吸ってしまいます。
そのため、木の体力がなくなってしまい、枯れてしまう可能性があります。
また、アブラムシ自体、病気の原因となるウイルスを持っているため、木がその病気を発症することがあります。
見つけた際には、アブラムシに効果がある殺虫剤を使用しましょう。
●ハダニ
0.5㎜ほどの小さな虫まので、肉眼ではなかなか発見しにくいです。
しかし、ハダニがいる場所には、葉に白い斑点ができるため、すぐに居場所を知ることができます。
そのまま放置していると、コーヒーの木が枯れてしまうので、ガムテープで剥がしたり、殺虫剤で対処しましょう。
また、普段から霧吹きで水をかけておくことで、防止することができます。
●カイガラムシ
3㎜程度の小さな虫で、白い綿毛のような姿をしています。
開花時期に多く発生し、コーヒーの木から栄養を吸い取ってしまいます。
成虫になると、殺虫剤が効きにくくなるので、できれば幼虫のうちに駆除しましょう。
もし成虫をみつけたら、歯ブラシなどでこすって落としてください。
木を弱らせたり、病気の原因ともなるので、出来るだけ早い時期に対処しましょう。
コーヒーの木の花のまとめ
コーヒーの木の花を咲かせるためには、大きく育てることと、十分な管理が大切なことをお伝えしてきました。
暖かい時期には、虫も付きやすくなりますので、こまめにチェックしましょう。
観葉植物としても癒しを与えてくれるコーヒーの木ですが、開花の時期を楽しみに待つのも、きっとステキなひと時になりますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。