コーヒー豆を豆のまま買って来て家で挽いて飲む…
コーヒー豆にこだわりのある方の中には、そうしている人も多くいらっしゃると思いますが、そこからさらに1歩進んでコーヒー豆の「生豆」を買って、コーヒー豆を家で焙煎してみたいと思っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、鮮度が重要とよく言われるコーヒー豆、焙煎後はコーヒー豆ごと冷凍するのがいいなんていわれていますが、コーヒー豆の生豆を買う上でもやはり気になるのが「保存期間」ですよね。
そこで今回は、コーヒー豆、生豆を購入する際の「保存期間」そして焙煎後のコーヒー豆の保存について紹介していこうと思います。
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コーヒー豆の生豆の冷凍保存は可能?
焙煎後のコーヒー豆の水分含有量は1%以下ですから何の問題もなく冷凍できます。むしろ長い保存期間を想定しているなら、ぴったりの保存方法であると言えます。
しかし、コーヒー豆の生豆は文字通り「生の豆」ですから、10%前後の水分を含んでいるわけでです。
そんなコーヒー豆の生豆は冷凍保存して大丈夫なのでしょうか?
答えは「場合によってはあるていど可能」です。
やはりコーヒー豆の生豆には水分が多く含まれているため、冷凍には不向きであると言えます。
家庭用の冷凍庫の性能では、香味を保ったまま冷凍しておくのは不可能と考えて良いでしょう。
業務用に用いられているような、摂氏−30度くらいまで一気に冷凍できる冷凍庫があれば話は別ですが。
品質を保ったままコーヒー豆の生豆を冷凍できるので、ワインのような、いわゆる「ビンテージ豆」という豆の存在も可能になりますね。
もしも身近に業務用の冷凍庫を使える環境があるなら、1度は試してみてもいいかもしれませんね。
コーヒー豆の生豆の保存方法、保存期間は?
ではコーヒー豆の生豆はどのように保存すれば良いのかというと「風通しの良いところにおいておく」です。
コーヒー豆の生豆は生の豆とはいっても、精製処理後3年程度の保存期間があります。
保管は高温多湿でジメッとしたようなところではなく、強い直射日光を避け、温度の変化があまり無いところで保管するのが理想とされています。
また、麻袋に入れるなどして、出来るだけ風通しの良い場所に置いてあげるとなお良いでしょう。
先述の通り、冷凍保存をすることはむしろ逆効果で、常温で保存しておくのが最も良いでしょう。
コーヒー豆、それぞれの段階の保存期限まとめ
さて、コーヒー豆は生豆の状態なら3年程度の保存期間はあるというお話をしてきましたが、では焙煎後、挽いた後、はたまた淹れてコーヒーにしちゃった後はどれくらい保存期間があるのか?ということも紹介しておきたいと思います。
焙煎後のコーヒー豆は、豆のままであれば、美味しく飲める保存期間の限界は15日前後です。
もちろん、その辺に放置して置いていいわけではなく、きちんと密閉されていて、直射日光の当たらない涼しい場所に置かれていることが前提です。
冷凍されていれば、味は別にすれば1年程度は保存期間として考えて良いでしょう。
挽いて粉にしてしまった後のコーヒー豆は、豆の状態の時の半分程度の保存期間しかないと考えて良いかもしれません。
常温(もちろん密閉容器に入れられているという前提)で1〜2週間程度、冷凍でも1ヶ月程度を保存期間と考えてください。
淹れられてしまったコーヒー液は2時間程度です。もっとも、2時間も置いておけば冷めてしまいますが…
豆知識ですが、冷めたコーヒーについて保存期間より気をつけるべき点を1つ紹介します。
それは「電子レンジで温めなおす時の突沸」です。
電子レンジで温めていると爆発した、という話もたまに耳にしますが、それが突沸です。
もしどうしても温めなおすときは、500Wで30秒程度、軽く温める程度にしておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。