ペーパードリップとはまた違った味わいを楽しめるフレンチプレス。
手軽に美味しいコーヒーを淹れることができるので、近年注目されている抽出器具です。
見たことはあるけど、実際使用したことがある方は、少ないかもしれませんね。
今回は、フレンチプレスを使用したコーヒーの淹れ方と、フレンチプレスの特徴についてご紹介します。
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フレンチプレスの歴史
フレンチプレスと聞くと、紅茶の抽出器具と思う方も多いでしょう。
しかし、元々はコーヒーを淹れるための器具として、ヨーロッパで生まれました。
日本では、当時ドリップコーヒーが主流だったため、コーヒーよりも紅茶の器具としてフレンチプレスが使用されるようになりました。
フレンチプレスの淹れ方
・コーヒー豆
・熱湯
・タイマー
◇淹れ方1 : 器具を温める
フレンチプレスとカップにお湯を注ぎ、温めます。
◇淹れ方2 : コーヒー豆を入れる
粗挽きのコーヒー豆の粉を、お湯を捨てたフレンチプレスに入れます。
コーヒー豆の量は、【コーヒー豆 : お湯】10g(大さじ2杯) : 180mlです。
◇淹れ方3 : お湯を注ぎ蒸らす
フレンチプレスにお湯(90〜96℃)を注ぎ始めると同時に、4分の計測を開始します。
フレンチプレスの1/3までお湯を注ぎ、コーヒーの粉全体にお湯が行き渡るよう混ぜます。
30秒ほど蒸らします。
◇淹れ方4 : 上までお湯を注ぐ
30秒経ったら、フレンチプレスの縁から1.5㎝くらい下までお湯を注ぎ、蓋をします。
◇淹れ方5 : プランジャーを下げる
4分経ったら、プランジャーをゆっくり押し下げます。
カップに注いで出来上がりです。
最後はアクや微粉が残るので、少し残しておきましょう。
フレンチプレスの手入れ
フレンチプレスは、念入りに掃除をするようにしましょう。
抽出後、できるだけ早めにコーヒー豆を捨て、フィルターを洗います。
フィルターに、コーヒーの粉やオイルが残っていると、酸化してしまい、次に淹れるコーヒーの風味を台無しにしてしまいます。
また、濡れたまま保管するとカビの原因になるので、フィルターがしっかり乾燥してから片付けましょう。
フレンチプレスの特徴
●特徴その1 : 簡単で安定した抽出が可能
これまでフレンチプレスの淹れ方をご紹介してきたように、初めての方でも簡単に抽出することができるのが、1番の特徴です。
また、淹れ方さえ間違えなければ、誰が淹れても味のぶれはほとんどありません。
●特徴その2 : 風味豊か
コーヒー豆は、香りや旨み成分が含まれているコーヒーオイルでコーティングされています。
フレンチプレスは、このコーヒーオイルを逃がすことなく抽出できるプラスの特徴があります。
そのため、他の抽出器具よりも、風味豊かなコーヒーを味わうことができます。
また、フレンチプレスで抽出すると、細かいコーヒーの粉が残るので、コーヒーの味が持続したり、独特の甘みを感じることもできます。
しかし、粉っぽさが苦手な方は、他の器具で抽出した方が良いかもしれません。
●特徴その3 : コーヒー豆の味をダイレクトに抽出する
これは、プラスにもマイナスにもなる特徴です。
フレンチプレスで淹れる際は、品質の良いコーヒー豆を使用する必要があります。
あまり品質の良くないコーヒー豆のコーヒーオイルには、悪い味が溶込んでいます。
そのため、フレンチプレスで抽出するには適しておらず、オイルを吸収してくれるペーパーフィルターの方が向いています。
品質の良いコーヒー豆であれば、それぞれの特徴を活かし、本来持っている風味や旨みを味わうことができます。
さいごに
フレンチプレスの淹れ方と特徴を、簡単にですがお伝えしてきました。
初心者の方でも簡単に淹れることのできる抽出器具ですので、一度試して見るのはいかがでしょうか。
風味や旨みをより感じることができるという特徴がありますし、見た目もおしゃれなので、お客さんがきた時のパフォーマンスとしてもオススメです。
1ランク上のコーヒーを、ぜひ楽しんでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。