「酸味のある種類のコーヒーは苦手」という方は多いのではないでしょうか。
私も、実際そのように感じていました。
しかし、コーヒーの酸味には“悪いもの”と“良いもの”があり、みなさんの感じている酸味の原因は、実は悪いものから来ているかもしれません!
美味しいコーヒーの酸味に出会うため、今回は酸味の原因や種類についてお伝えします。
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コーヒーの味
コーヒーには、香り・酸味・コク・風味といった4つの表現方法があります。
この中にもあるように、酸味とはコーヒーの味わいにもともとあるものなのです。
というのも、コーヒー豆はコーヒーチェリーという果実の種だからです。
コーヒーの悪い酸味
劣化
コーヒー豆は長期間保管しやすいですが、開封した瞬間から味や風味は劣化していくので、時間の経過とともに嫌な酸味が出る原因となります。
開封して2週間以上経ったコーヒーは、飲めはしますが、美味しくないコーヒーとなってしまいます。
これが、「酸味のあるコーヒーが苦手」という人を増やしてしまう原因です。
また、保存の仕方が原因で、劣化を早めてしまう可能性があります。
コーヒーの大敵は、酸素・光・熱・湿気です。
この4つが原因の可能性もあるので、保管する容器や保管場所にも工夫が必要です。
品質
コーヒー豆は、真っ赤に熟したコーヒーチェリーから採取されます。
しかし出荷される際、まだ未熟なものや熟し過ぎたものが混じることがあります。
まだ熟れていない緑のミカンを食べると酸っぱいのと同じように、コーヒーの酸味もこれが原因の可能性があります。
品質の悪いコーヒーに混ざっていることが多いので、高品質なコーヒーを試してみるのはいかがでしょうか。
焙煎
上手に焙煎されていないことが、原因の場合もあります。
生焼けのコーヒー豆は、尖ったような突き刺す酸味があります。
おかしいなと思ったら、お店自体を変えて見ると良いかもしれません。
コーヒーの良い酸味
コーヒーの良い酸味は、コーヒー全体のバランスを整える、爽やかさ加える、フルーツやデザートなど食事によく合う、といった多くのメリットがあります。
コーヒーの美味しい酸味ができる要素は、大きく分けて2種類あります。
焙煎具合
焙煎時間を長くすればするほど、より黒く苦味を増したコーヒーになります。
逆に焙煎時間を短くすると、苦味はそれほど感じず、酸味のあるスッキリとしたコーヒーになります。
色は明るい茶色のため、コーヒー豆を見るだけで、酸味があるのかないのか、ある程度判断することができます。
生産地や種類の違い
コーヒー豆は、種類によってそれぞれ味の特徴があります。
ミカンと一言でいっても、生産地によって味や形、甘さや酸っぱさなど違いがありますよね。
同じようにコーヒー豆も、生産地や国によって種類が違ったり、味わいや風味が異なります。
酸味にもいくつか種類があり、シトラスやリンゴといった果物系、シナモンやクローブといったスパイス系などがあります。
コーヒーの酸味を抑えるには
悪い酸味が原因でないとしても、やはりコーヒーの酸味が苦手だと感じる方もおられると思います。
なので、酸味を抑える方法を簡単にご紹介します。
硬水を使う
軟水は、コーヒーの酸味を引き出し苦味を抑えた味わいになります。
逆に硬水は、酸味を抑え苦味が強い味わいになります。
美味しいコーヒーを淹れるには軟水の方がオススメですが、酸味が苦手な方は硬水の方が良いかもしれません。
お湯を一気にそそがない
ドリップする際、1分ほど時間をかけてお湯を注いでみてください。
高温と中温、両方の種類の温度を保ちつつゆっくりと抽出することで、酸味と苦味のバランスが良いコーヒーとなります。
塩をひとつまみ入れる
コーヒー発祥の地であるエチオピアでは、一般的な飲み方です。
塩を入れることで、酸味が旨味へと変化し、深い味わいになります。
さいごに
コーヒーの酸味について、詳しくご紹介してきました。
悪い酸味の原因となっているものを改善すれば、きっと美味しい酸味に出会うことはできるはずです。
コーヒーの種類は数え切れないほど多くあります。
自分の好きな種類を見つける際は、酸味も一つのポイントとして、ぜひ意識してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。