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はじめに
コーヒーの入れ方は色々あります。
ドリップ、カフェプレス、サイフォン、エスプレッソ。
ドリップにしても、ペーパーなのか、ネルなのか。
ペーパーにしても、ドリッパーは一つ穴か、三つ穴か、円錐か。
コーヒーの入れ方は実に様々です。
そんな数多あるコーヒーの入れ方の中でも、ひとつ変わった入れ方・飲み方に、トルココーヒーがあります。
少し前に話題となり、今ではカフェやファミレスでトルココーヒーの名を見かけることも珍しくなくなりました。
では、トルココーヒーとは実際、どのような入れ方・飲み方をするものなのでしょう?
ということで、今回はトルココーヒーについて、入れ方・飲み方・味についても紹介!
トルココーヒーの入れ方、飲み方、気になるお味まで、ご紹介していきます。
トルココーヒーとは?
その名の通り、トルコでよく飲まれているコーヒーの入れ方・飲み方です。
入れ方は、大ざっぱに言うならば、コーヒーの粉と水を一緒に鍋で煮るだけ。
その上澄みだけを飲む、という飲み方です。
特徴的なのは、ジャズヴェと呼ばれるトルココーヒー専用の片手鍋です。
深型でコーヒー粉を沈ませて、上澄みだけを注ぎやすい構造になっています。
トルココーヒーは現地の生活に深く密接しているそうです。
花嫁修業の中でもこのトルココーヒーの入れ方が必須科目だと言われています。
トルココーヒーの味で花嫁としての手腕が試されてしまうようです。
また、トルココーヒーの飲み方の特徴としては、いわゆるデミタスカップで飲みます。
トルココーヒーの入れ方
それでは、実際のトルココーヒーの入れ方をみてみましょう。
水 … 80cc
砂糖 … お好みで
- 極細挽きにしたコーヒー粉と砂糖、水をジャズヴェ又は小ぶりの片手鍋などに入れて煮立てる
- 表面にできる泡をすくってカップに入れる
- 泡が立たなくなったところで火を強めて、煮立たせる
- 火を止めて、上澄みだけをそっとカップに移す
トルココーヒーにおいてなにより大事なのは、途中ですくい取る泡だそうです。
泡の少ないトルココーヒーをお客に出すと失礼にあたる、というようなこともあるとか。
トルココーヒーの飲み方
そのまま
トルココーヒーは煮出す際に砂糖が入っているので、飲み方としては、そのままで楽しむこともできます。
スパイスを加えて
トルココーヒーにはカルダモンやシナモンなどのスパイスを加えて、味と風味を変えて楽しむ飲み方もあります。
コーヒー占い
トルココーヒーは、飲み終わった後のカップの底に、ドロっとしたコーヒーの微粒分が溜まります。
これをそのまま、カップをソーサーの上でひっくり返します。
少しして、カップを戻すと、コーヒーの残りが複雑な模様を描いていることでしょう。
現地の人はそこに魚や動物やハートの形などを見て、運勢を占うそうです。
これも大切なトルココーヒーの飲み方の一部といえるでしょう。
トルココーヒーのお味は?
煮出して入れるトルココーヒーはドリップなどに比べて味やアロマが凝縮されています。
プレスに似た味わいですが、煮出している分、より深い味とアロマを感じられます。
泡や色合いなどの見た目はエスプレッソにも似ていますが、味はまた異なります。
加圧する入れ方ではなく、煮出す入れ方なので、見た目よりもすっきりとした味わいです。
ただし、コーヒー粉と水を一緒に煮出すという入れ方なので、微粒分はどうしても残ってしまいます。
舌触りや口当たりなどが気になる方はいるかもしれません。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
一風変わった入れ方のトルココーヒー。
味の方もいつものコーヒーとはまた違ってくるでしょう。
いつものコーヒーの味とは違う味を楽しみたい。
そんな時には、試してみると良いかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。