カフェでよく見かけるメニュー、「ブレンドコーヒー」。
あまり意識したことがない、という方も多いかもしれませんが、ブレンドコーヒーは他のコーヒーとどのように違うのでしょうか。
今回は、ブレンドコーヒーとは何か、またブレンドコーヒーの作り方や飲み方をご紹介します。
アメリカンコーヒーとの違いについてもお伝えしますね。
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ブレンドコーヒーとは
“コロンビア”や“エチオピア”といった単一の生産地のコーヒー豆を、「ストレートコーヒー」と言います。
産地ごとの特徴や個性を味わうことができます。
それに対して、複数の生産地のコーヒー豆を混ぜ合わせたものを、「ブレンドコーヒー」と言います。
ブレンドコーヒーでは、ストレートでは味わうことのできない風味を作り出すことができます。
ブレンドコーヒーの作り方
ブレンドコーヒーの組み合わせは無限にありますが、作り方には基本的な配合の仕方があります。
作り方の1番重要なポイントは、配合するコーヒー豆の数です。
コーヒー豆の種類が増えれば、その分風味も複雑にり、味の安定しないブレンドコーヒーになります。
配合するコーヒー豆は3種類、多くても5種類までにしましょう。
また作り方のコツは、焙煎具合を2種類までに抑え、まとまりのある味わいにすることです。
では、詳しい作り方を見ていきましょう。
ベースを決める
まず初めに、ブレンドコーヒー全体の個性となる、ベースのコーヒー豆を決めます。
ブレンドコーヒーの顔ともなる、作り方の中でとても大切なステップです。
ストレートコーヒーの中で、自分の好きな味わいや特徴のあるコーヒー豆を選びましょう。
コーヒー豆の割合は30%以上にし、個性を際立たせたい場合は50%程度にします。
コクの強さを決める
次に、コクの強いコーヒーにするか、スッキリしたコーヒーにするか決めます。
個性や味の特徴があまり強くないコーヒー豆を使いましょう。
後味の余韻を決める
最後に、コーヒーを飲んだ後の余韻を決めます。
コーヒーの風味が口の中に残り続けるようにするか、すぐになくなるようにするかコントロールします。
ブレンドコーヒーの飲み方
ブレンドコーヒーの作り方をお伝えしてきましたが、配合ができたら実際に飲んでバランスを確かめましょう。
自由な飲み方で楽しむことができますが、よりブレンドコーヒーの味わいを感じれる飲み方をご紹介しますね。
飲み方ステップ1:香りを楽しむ
香りは、ブレンドコーヒー全体の特徴を表すとても需要なものです。
飲み方ステップ2:コーヒーを口の中に広げる
風味やコクを意識して飲みます。
飲み方ステップ3:口の中に残る余韻を楽しむ
この3段階の飲み方をすることで、自分好みのブレンドコーヒーになるよう、配合の調整をすることができます。
また飲み方として、ブラックではなくミルクや砂糖を入れる方も多いでしょう。
ミルクと相性の良いブレンドコーヒーを作るのも、ブラックとはまた違う発見があって面白いですよ。
ブレンドコーヒーとアメリカンコーヒーとの違い
ブレンドコーヒーを薄めたものがアメリカンコーヒー、と思っている方も多いのではないでしょうか。
実は、アメリカンは、浅めに焙煎したコーヒー豆を使って抽出したコーヒーのことです。
そのため、アメリカンは酸味が強くさっぱりした味わいになります。
アメリカンの豆自体も、他のものと比べて薄い色をしています。
また、アメリカン専用のコーヒー豆というものはないので、幾つかの種類を配合して、ブレンドのアメリカンを作ることもできます。
さいごに
ブレンドコーヒーの作り方を詳しくご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
ぜひ、この作り方を参考に、自分好みのオリジナルブレンドコーヒーを見つけてみてください。
また、市販でも多くのブレンドコーヒーが販売されています。
市販のものでも、ご紹介したステップの飲み方で味わってみてください。
飲み方ひとつで、普段飲んでいるブレンドコーヒーが何倍も美味しく感じますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。