コーヒーは、健康やダイエット、病気の予防など、様々な効果があるため、どんどん需要が増えています。
しかし、コーヒーは体に良いからと飲み過ぎてしまうと、健康どころか病気を誘発してしまう可能性があります。
どのような危険や病気が潜んでいるのか、詳しく見ていきましょう。
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コーヒーの飲み過ぎ・2つのパターン
コーヒーの飲み過ぎにも、2つのパターンがあり、それよって症状や病気が変わってきます。
1度に大量のコーヒーを飲んだ場合と、時間はあいているものの、1日の中で何回もコーヒーを飲む場合です。
1度に大量のコーヒーを飲んだ場合
1度に大量のコーヒーを飲むと、頭痛や腹痛、吐き気を感じることがありませんか。
胃炎
コーヒーは適切な量であれば、胃の消化促進効果があり、健康な胃腸を維持することができます。
しかし、コーヒーの飲み過ぎが続くと、胃酸が必要以上に分泌され、胃を傷つけてしまいます。
悪化すると胃炎、胃潰瘍、最悪胃がんといった病気になるケースもあります。
病気にならないために、空腹時や食後に大量のコーヒーを飲まないようにしましょう。
急性・慢性カフェイン中毒
・急性カフェイン中毒
1度に大量のカフェインを摂取することで、自律神経が麻痺し、動悸や吐き気、頭痛、寒気などの症状が現れます。
また、緊張感や焦燥感、不安感などの症状が現れることもあります。
1時間に4杯以上、3時間に10杯以上飲むと危険です。
・慢性カフェイン中毒
カフェイン依存症から、慢性カフェイン中毒となる可能性があります。
理由も分からずコーヒーが飲みたくなり、無意識に1日中飲み続ける、ということを毎日繰り返していると、知らないうちに発症しているかもしれません。
治そうと思っても、カフェインが体から抜けると、禁断症状として頭痛や吐き気が発生するため、ついコーヒーに手を出してしまいます。
飲み過ぎていることを自覚し、早い段階で治療することが大切です。
1日に何度もコーヒーを飲む場合
1日に何度も飲む場合は、頭痛や腹痛といった自覚症状はあまりないですが、知らないうちに、内臓の病気を誘発している可能性があります。
糖尿病
コーヒーに含まれているカフェインやポリフェノールは、糖尿病を予防する効果があります。
しかし、コーヒーを飲み過ぎると、この成分が過剰に分泌されてしまいます。
血糖値を下げるよりも、逆に上げてしまい、糖尿病へと誘発されます。
毎日、コーヒーを6杯以上飲んでいる方は、 注意が必要です。
心臓病
適正のコーヒーの量であれば、血液がサラサラになり血流も上がるため、心臓の病気の予防に効果的です。
しかし、カフェインを過剰に摂取すると、消化促進ができなくなったり体が酸化してしまい、血液がうまく流れなくなってしまいます。
その状態が続くと、心臓の負担がどんどん重くなり、心臓の病気へとつながっていきます。
コーヒーだけでなくお茶にもカフェインは含まれているので、飲み過ぎに注意しましょう。
脳腫瘍
コーヒーはがん予防に効果がある、と最近の研究で明らかになりつつあります。
しかし、1日に5〜6杯以上飲むと、1日のカフェインの限度量を超えてしまい、がんを予防するつもりが、逆に脳腫瘍という病気なってしまうかもしれません。
何事にも適正量はありますので、むやみに飲み過ぎないようにしましょう。
コーヒーアレルギー
今までは何ともなかったという場合でも、花粉症と同じで、コーヒーの飲み過ぎによって、突然コーヒーアレルギーが現れることがあります。
症状は、頭痛、動悸、めまい、蕁麻疹などです。
急性カフェイン中毒も、頭痛や動悸といった似た症状が出ますが、腹痛や下痢が伴うようであれば、アレルギーです。
また急性カフェイン中毒は、治ればまた飲むことができますが、コーヒーアレルギーになると、少しの量でも頭痛などの症状が出てしまいます。
まとめ
執筆者はもちろんコーヒー自体を否定するわけではありません。
コーヒーは身体に良いものですが、何事にも適量はあります。
コーヒーを飲んだ時に、頭痛や腹痛、吐き気を感じたら、それは体に悪影響を与えているサインです。
飲み過ぎに注意し、健康的にコーヒーを楽しみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上の情報がお役に立てれば幸いです。